地球の裏側で起きた火山の噴火が、東北の村々を飢えさせた——そんな出来事が、江戸時代に実際にありました。天明の大飢饉です。1782年から数年にわたり、浅間山の噴火やアイスランドの火山噴火が重なって世界的な冷害が起き、各地で米が実りませんでした。餓死者は弘前藩だけで数万人、全国では数十万人にのぼったとも伝えられます。江戸時代最大級の飢饉でした。 天明の大飢饉とは?江戸三大飢饉の一つ 天明の大飢饉は、天明年間(1781〜1789年)に起きた大規模な飢饉です。とくに被害が深刻だったのは1782年から1788年ごろ ...