江戸の町を、わずか三日で焼き尽くした火がありました。1657年(明暦3年)に起きた明暦の大火です。死者は諸説あり、3万人とも、最大で10万人とも伝わります。江戸の市街のおよそ6割が焼け落ち、難攻不落のはずだった江戸城の天守までもが炎にのまれました。「振袖火事」という不思議な異名で語り継がれるこの大火は、なぜそれほどの惨事になったのでしょうか。 明暦の大火とは?江戸の大半を焼いた「3日間」 明暦の大火は、明暦3年1月18日から20日(新暦の1657年3月2日〜4日)にかけて、江戸の中心部を襲った大火災です。 ...