ゆずき

地球の歴史に興味をもっております。さまざまな過去地球で起きた天変地異を紹介

宇宙から見た地球の海に3つの同じ雲の渦が並ぶ、台風・ハリケーン・サイクロンの違いを示す明るいイラスト

台風・ハリケーン・サイクロンの違いとは?実は同じで名前が変わる瞬間もある

台風・ハリケーン・サイクロン。実はこの3つ、まったく同じ現象です。すべて「熱帯低気圧」という同じ渦で、生まれた海がどこかによって呼び名が変わるだけ。しかも面白いことに、海の上を移動して境界線をまたぐと、ハリケーンが途中で「台風」に改名されることまであります。 この記事では、3つの違いを一覧表でスッキリ整理したうえで、「最強はどれか」「回転方向はなぜ違うのか」といった疑問まで、まとめて答えていきます。 台風・ハリケーン・サイクロンの違いは「生まれた海」!まず一覧表で結論 3つの正体は、どれも熱帯の海で生まれ ...

宇宙空間を地球に向かって進む小惑星2024 YR4(油彩イラスト)

小惑星2024 YR4とは|地球衝突確率3.1%まで上がった"シティキラー"の結末

クリスマスの2日後に見つかった、差し渡し60メートルほどの岩。それが年明け早々、世界中の天文学者を凍りつかせました。小惑星2024 YR4、2032年12月に地球へぶつかる確率が一時3.1%まで跳ね上がった天体です。これは、観測史上どの小惑星よりも高い数字でした。先に結末を言えば、地球にも月にも当たりません。ただ、その"シロ"が確定するまでの1年あまりは、防災史に残る綱渡りでした。 2024 YR4とは|チリの望遠鏡が真っ先に捉えた小惑星 正体は、太陽のまわりを回る小さな岩の塊です。2024年12月27日 ...

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阿蘇カルデラ噴火とは|9万年前・火砕流が海を越えた日本最大の破局噴火

約9万年前、九州の真ん中で日本列島史上最大級の噴火が起きました。阿蘇4(Aso-4)噴火。灼熱の火砕流は九州の平野をほぼ覆い尽くし、海を渡って山口県まで到達。火山灰は約1,600km離れた北海道にまで降り積もりました。今の熊本にある巨大なくぼ地、南北25km・東西18kmの阿蘇カルデラは、この噴火で大地が丸ごと陥没した痕跡です。もし同じ規模の「破局噴火」が現代に起きたら、日本はどうなるのか。いつ、どのくらいの確率で起きるのか。地球史スケールの好奇心と現実の防災、両方の目で見ていきます。 阿蘇カルデラ噴火と ...

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八甲田雪中行軍遭難事件とは|210名中生還11名・世界最大級の山岳遭難

出発したのは210名。生きて帰れたのは、わずか11名でした。1902年(明治35年)1月、青森の陸軍歩兵第5連隊が八甲田山麓の雪中行軍で記録的な寒波に飲み込まれ、199名が凍死する惨事が起きました。近代の山岳遭難として世界最大級とされる「八甲田雪中行軍遭難事件」です。しかも同じ冬の八甲田を、別の部隊は一人も欠けずに踏破していました。何が2つの部隊の運命を分けたのか。この記事で、事件の全体像から映画と史実の違いまで、わかりやすく解説します。 八甲田雪中行軍遭難事件とは?まずわかりやすく全体像から まず前提か ...

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プレー山噴火とは|2万8千人の街を数分で消した1902年の火砕流

1902年5月8日の朝8時ごろ、カリブ海の港町サンピエールは、時計の針が止まるように消滅しました。プレー山から崩れ落ちてきた灼熱の雲、のちに「火砕流」と名付けられる現象が街を飲み込むまで、わずか数分。約2万8,000人の住民のうち、生き残ったのはごくわずか数人でした。20世紀最悪の火山災害です。しかもこの悲劇には、「選挙のために避難が妨げられた」という人災の影がつきまといます。灼熱の雲と、動かなかった大人たち。プレー山噴火の全貌を追います。 プレー山噴火とは?どこで起きた「20世紀最悪の火山災害」か プレ ...

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カスケード地震とは|日本の古文書が解いた1700年・幻のM9巨大地震

元禄12年12月8日の深夜(西暦1700年1月27日〜28日)、岩手の三陸沿岸を正体不明の津波が襲いました。地震の揺れはまったくない。それなのに海だけが暴れる。人々はこの不気味な波の記録を残し、後世の研究者はこれを「みなしご津波」(親である地震がいない津波)と呼びました。親の正体が分かったのは、じつに約300年後。犯人は太平洋の対岸、北米西海岸で起きたマグニチュード9クラスのカスケード地震でした。日本の古文書が、アメリカの巨大地震の日付を特定した。世界の地震学史に残る推理劇を、この記事で追いかけます。 カ ...

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リスボン地震(1755)とは|世界を変えた大災害とポルトガル衰退の真実

1755年11月1日、その日は万聖節。リスボンの教会という教会に人々が集い、ろうそくが灯された朝でした。午前9時40分ごろ、推定マグニチュード8.5〜9.0の巨大地震が街を襲います。祈りの最中の教会が崩れ、約30分後には津波がテージョ川を遡り、倒れたろうそくの火が街を数日間焼き続けました。死者は5万5,000〜6万2,000人と推定されます。しかしこの地震が「世界を変えた」と呼ばれる理由は、被害の大きさだけではありません。哲学を、政治を、そして防災という概念そのものを生み変えたからです。 リスボン地震とは ...

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サンフランシスコ地震とは|1906・1989・1994年の違いと日本への教訓

「サンフランシスコ地震」と検索する人の頭の中には、実は3つの別々の地震が混ざっています。街の8割を焼き3,000人以上が亡くなった1906年の大地震(M7.9)。ワールドシリーズの生中継中に起きた1989年のロマ・プリータ地震。そして「1994年」と記憶されがちな地震は、実はサンフランシスコではなくロサンゼルスで起きたものです。この記事では3つを一度に整理しながら、本命である1906年の大地震がなぜ「地震」ではなく「火」の災害になったのかを掘り下げます。 サンフランシスコ地震とは?1906年・アメリカ史上 ...

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フンガ・トンガ噴火とは|噴煙57km・死者が少なかった理由と日本の津波

2022年1月15日の夜、日本の太平洋沿岸に突然、津波警報のサイレンが鳴り響きました。震源となる大地震は、どこにも起きていないのに。原因は約8,000km離れた南太平洋の海底火山フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイの大噴火です。噴煙は観測史上最高の高度約57kmに達し、爆発の気圧波は地球を何周も駆け巡りました。トンガでは最大15mの津波が島を襲い、国民の約8割が被災。それなのに、直接の犠牲者はわずか数人でした。「なぜそんなに少なかったのか」。この記事は、その謎を軸に噴火の全体像を解き明かします。 フンガ・トン ...

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ピナツボ噴火とは|日本の米を消した1991年・20世紀最大級の大噴火

1993年、日本のスーパーから米が消えました。「平成の米騒動」です。その犯人が、2年前に4,000km離れたフィリピンで噴火した火山だと言ったら、信じられるでしょうか。1991年6月15日のピナツボ噴火は20世紀最大級(VEI6)の大噴火で、噴き上げた硫酸のベールが地球全体の気温を約0.4度押し下げました。一方で、死者847人という数字は、この規模の噴火としては驚くほど少ない。「観測史上もっとも成功した避難」と「日本の食卓を直撃した冷夏」。ふたつの顔を持つ噴火の全体像を追いかけます。 ピナツボ噴火とは?1 ...