ハリケーンが過ぎ去って、人々が「助かった」と胸をなで下ろした後で、本当の悲劇が始まりました。2005年8月、アメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナ。最大の被害を出したのは、暴風そのものではなく、街を守るはずの堤防の決壊でした。ニューオーリンズの約8割が水没し、死者は1,800人を超えます。被害額は約1,350億ドルにのぼり、アメリカ史上最悪の自然災害となりました。「防げたはずの被害」が問われた、人災の側面をもつ災害です。 ハリケーン・カトリーナとは?米史上最悪の高潮災害 カトリーナは、2005年8月に ...